こんにちは。市原冴也香です。
今日は、
「特に何かを勉強とか習うって、今は時期じゃない」
と言ったり、
「私は必要としてない」
と言ってしまうことについて、お伝えしていきますね。
「人間関係に悩んでいるけど、特に何もしない」って実は麻薬のように怖いことなんです。
何もしない、このままにしておくってことは、つまりは思考にストップをかけて、問題を見ないようにしようとしていることです。
つまり現実逃避です。
現実逃避ってラクなんです。
楽しいことに目を向けて現実を忘れたら、問題があたかもなかったような気になりますから。
そしてそのうち現実逃避がクセになり、止めるきっかけを失い現実から逃げ続けます。
でも、それって本当に問題が無くなったのでしょうか? 自分にとって正しいことなのでしょうか?
しかも何もしないってことって現状維持だと思っていませんか?
それは違います。明確に否定しておきます。
何もしないってことは、右肩下がりです。
ちょっと以下の数字を見てみてください。
0.9 × 0.9 × 0.9 × 0.9 × 0.9 × 0.9 × 0.9 = 0.4782969
1.1 × 1.1 × 1.1 × 1.1 × 1.1 × 1.1 × 1.1 = 1.9487171
もし毎日何もしないと少しづつ少しづつ下がっていくのです。
逆に少しでもいいからし続けると上がっていくのです。
1日だとわずかな差ではありますが、1週間、1ヶ月、1年経つとどれだけ差が広がるのでしょうか。
もちろん私たち人間は数字では表せません。この数字は数字でしかありません。
でも実際に少しづつ自分のために何かをやっている人と、何もしない人では明らかに差が広がっていくだろうということは、直感的にわかるのではないでしょうか。
しかも「何もしなくていいや」って思考になると、自分ではなかなか抜け出すことは当然ながら、そう考えているってことにすら気がつけなくなります。
私のお話を少しさせていただきますね。
20代半ばくらいの頃、私はコールセンターで仕事をしていました。基本的に受電なんですけど、セールストークをしてもう一品買っていただくことや、月末は架電してご購入がない方にアプローチをしていました。
これが対面の仕事よりも疲れるんです。(もちろん人によりけりでしょうけど、私は苦手だったのですごく疲れていました)
毎日疲れるから、毎日同期の友人と愚痴を言い合ってストレス発散していました。
こんな毎日愚痴を言うほど好きじゃない仕事をしているけど、毎日疲れて気力が湧かないからこのままじゃマズイとは思いつつ、問題を見ないふりを続けていました。
そしてしばらくして仕事を辞めて、リクルートエージェント(現リクルートキャリア)に移ったのです。
そうしたら、リクルートの人たちって仕事が好きで、成長意欲があって、愚痴しか言ってこなかった私から見たら眩しいんです。
同じ年なのに知識も経験も豊富で、それに比べて私は……って悲しくなりました。
それからは仕事が楽しくなり毎日頑張っていたけど、じゃあ何かそれ以上に勉強するとかコーチングを受けるとかっていうのは、やったことないからできないんです。
そしたらある時
「人材紹介の仕事が好きっていつも言っているよね。それならキャリアカウンセラーの資格を勉強して取得して、自分が求職者の人の支援をできるように頑張ってみたら?」
って言われたんです。
言われて私がまず思ったのは
「ムリ!!!」
でした。
やったことないのに(笑)
結果的にこの言葉がきっかけとなって動くことが出来ました。
勉強をして資格を取得し、個人でキャリアカウンセリングを始めたんです。
そしてその後に明治学院大学や千葉商科大学などいくつかの大学で就活生向けのキャリアカウンセリングの仕事をいただきました。
独立し、今では関係コンディショニングを提供して生きていっています。
もしあのままコールセンターにいたら……。
愚痴を言うのはストレスを発散できているように勘違いしますが、何も現状は変わらないし、むしろ何もしないままだったら今頃どうなっていたでしょう。
正直、恐ろしいです。
実際に動いてみて良かったことがもう一つあります。
それは、「自分らしさ」ってことに気がついたことです。
リクルートの時も、
・私は本当はもっとできるはず
・このままじゃ終わらないはず
・あの人よりも優れているはず
って考えが頭をよぎることは何度もありました。
だから「ちゃんとやったら私はすごい成果を出せるんだ!」とか「人とは違う人間なんだ!」なんて考えがありました。
実際に自分らしさに気がついてみたらどうなのかって言うと、上記みたいな考えはなくなりました。
私には愛と自由が備わっていることを知り、あんな上からな考え方をしていたり、何もしなくて同い年の人との差に嘆いたり、回り道や失敗をした私のような人であってもいいんだってことを伝えたくなりました。
不器用でも、ぶつかっても、ただ自分が信じた道をひた走ろう。
その背中を見た誰かの勇気の火が灯ったらいいな、それを生涯の仕事にしていこうと自分に誓いました。
自分らしさってどこかに転がっているものではありません。
急に降って湧いてくるわけでもありません。
人と比べるものでもありません。
自分の中にしっかりとあり、それが表に出ることで「こんな人生を生きたかった!」と自分が自分に誇れるようになります。
何もしないでいいやって考え方は麻薬のようにクセになり、思考停止に陥れます。
しかも何もしないでいると、現状維持どころかどんどん右肩下がりになっていきます。
心に尋ねるように考えてみてください。
それって本当に自分が生きたかった人生なのでしょうか?
ここまで読んでいただき、早速「何かしたい!」と思われたかもしれません。動き出す前に、最後にもう一つだけ伝えさせてください。
私はキャリアカウンセラー、キャリアコンサルタントとして現場に出ていました。そしてコーチをつけてコーチングを受けたりもしました。
その上で言いたいのは、単なるカウンセリングやコーチは、それほど現実は変わらないということです。
もちろんスペシャルなカウンセラーやコーチはいます。でもそれって相性もありますし、どこにいるのかわからない、いたとしても1回のセッションが20万円とかします。
1回60分で20万円です。
(30分で20万円というコーチも存在します)
しかも1回受けるだけでは意味がありません。毎月継続していくことで現状維持ではなく自己向上していくのですから。
スペシャルカウンセラー、スペシャルコーチに20万円を毎月払い続けることは難しいでしょう。
じゃあ一般的なカウンセラーやコーチを付けたとして、何が変わるのでしょうか。
もちろん目先の問題は解決していくと思います。少しづつ成長感も得られるでしょう。でも、やり方に注目しているカウンセラーやコーチからはある程度の成長感しか得られません。
ずっと同じコーチについていたらいつか物足りなくなります。
それくらい「やり方を変える」のは限界があります。
じゃあどうしたらいいのでしょうか。
本当に必要になることは、
「あり方を変える」ことです。
ちょっと想像してみてください。
あなたは子供で、浅田真央ちゃんみたいな心を揺さぶる演技が出来るフィギュアスケーターになりたいと練習しています。
じゃあ浅田真央ちゃんみたいな練習を続けたら、世界で戦えるスケーターになるのでしょうか? オリンピックに出場して、メダルを獲得できるのでしょうか?
そう簡単には出来ないって思いますよね。
それは練習を真似るという「やり方に着目している」ことの限界があるからです。
ではどうするかというと、どうやったら浅田真央ちゃんのような心を揺さぶる演技をできるのかという、心に着目するのです。
それが
「あり方」
です。
私が勉強し、提供している関係コンディショニングのベースはU理論というものです。
このU理論はまさに「あり方」に着目しています。
世界の著名なリーダーたちがどのようにイノベーションを生み出してきたのかを、彼らの内面の変化に注目して体系的に捉え、それを実践できるようにしている理論です。
自分のあり方が変わらない限り、問題は起き続けます。
何度も何度も、起き続けます。
なぜなら問題は、自分以外のところで起きているのではなく、自分の心の中に起きているからです。
心の中に変化が起きればその問題は消えていきます。
人間関係であっても、成長したい欲求であっても、自分らしさ問題であっても。
あなたは、人間関係に問題がなく、心は平和な上に、自分らしさと成長感を感じる生き方に興味はありませんか?
だとしたら、どちらを選びますか?
・とりあえず今は何もしないで時期が来るのを待つ
・あり方に着目したコーチングを受けて、本当の自分らしさと成長を手に入れる
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どうすべきか、今、真剣に考えてみませんか?
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次回は、3日後に配信いたします。
関係コンディショニングを知ることで、人生にどのような変化があるか、
私や実際に受けていただいた方の体験を紹介いたします。
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■市原冴也香
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