人との関係性が悪くなってどうしようと考える前に、どんなふうに関係性を築いていくかについて、今からできることをお伝えしたいと思います。
実はあなたも持っている「アレ」の影響
人にはそれぞれ「雰囲気」があります。
この雰囲気のことを「トーン」と言います。
例えば道に迷った時に「あの人は優しそうだから道を尋ねてみよう」とか「あの人はちょっと怖そうだから、道を尋ねても答えてくれないかも。。。」など、初対面で話したこともない相手であっても、このトーンというものを感じます。
同時に、あなたもこのトーンを持っていて、ご自身が気が付かないうちにトーンの通りに周囲は接しています。
先述の例で出した優しそうな人であれば、周囲はその人と和やかに会話したいと思うかもしれません。
また、怖そうな人であれば、周囲はその人に冗談を言ったりしてはいけないと思うかもしれません。
このようにあなたにも、ほかの人にも「トーン」があり、トーンの通りに周囲は接しているのです。
あなたが「ちょっと付き合いづらい」と思う相手はどんなトーンなのかわかると、苦手なタイプが見えてきますね。
思ったことを言う
苦手なタイプを目の前にすると、なんとなくいつもの自分じゃないような感じになるかと思います。
仲の良い方には言えることも言えなくて、まごまごしてしまったり。。
そんな時こそ、思ったことを言う!を心がけてください。
まごまごしている様子は相手にも伝わっています。しかし、相手はご自分のトーンを知らないので、どんなふうにあなたに見られているかも分かりません。
しかし、今目の前のあなたがまごまごしている様子だけはわかっています。
あなたが今感じている相手の雰囲気なのか、その場の空気なのか、言えることを言ってみてください。
感じたことを言うのって、その場の雰囲気が変わるほどとてもパワフルです。
例えば「威厳を感じて、かしこまってしまいます。」などあなたが言ったとしたら、相手は「なぜあなたがまごまごしているか」が分かります。
人ってその「なぜ」が分かるとスッキリするのです!
まずは練習
いきなり感じたことを言ったらよいです!と言われても難しいかもしれません。
そのために信頼している方を相手に練習をすると良いでしょう。
一緒にいる時の場の雰囲気で感じたことがあれば伝える。
相手に感じたことがあれば伝える。
そんなところからはじめてみてください。
日常過ごしていると感じることはきっとたくさんあると思いますが、それを言葉に出来るとこんなに変わるんだ!!ということを体感していくと思います。
それは相手との関係性だけではなく、あなた自身への自己信頼も強まることも含んでいます!!
あなたの心地よさを優先する
感じることを伝えられるようになったら、次にオススメしたいのは「あなたの心地よさを優先する」ということです。
それは人との関係かもしれません。
もしくは、好きなお店かもしれません。
はたまた、仕事なのかもしれません。
あなたの中にある感じるセンサーが「心地よい」と思うことを優先してください。
あなたしか、あなたを大切に出来る人はいません。
そしてあなたは自分自身を幸せにする力を備えています!
なんとなく良くもないけど悪くもないから。。。という妥協を続けていくとセンサーが鈍くなり、幸せも感じにくくなります。
あなたが心地の良いと思うことを優先する。
これはぜひ実践してくださいね。
実際にあったこと
実は「なんとなく良くもないけど悪くもない」ということを私も経験しました。
悪くないからと思って続けた仕事があり、それをしていくうちに感じるセンサーが鈍り、心地よさが分からなくなり、自己信頼が低くなりました。
そうなってもなんとなく生活しているし、不自由はないし、ごはんは美味しく感じるし、面白いことがあれば笑うし。
でも、自己信頼が無くなっていました。
そしてそこに全く気が付いていませんでした。
自分がやりたいことが出来てないし、やれるような気もしない。
今までの自分の勢いが失速しているけど、それは疲れているからかなくらいに思っていました。
勉強していることがあり、師匠から「なんとなくよくもないけど悪くもないは、一番悪い。良いか悪いかのどちらかで、悪いと思ったら自分で自分を守れるようになるから。」と言われました。
同僚は良い人たちだから、悪いって思っちゃうのはなんとなく抵抗あるな。。と思っていたのですが、「自分にとって悪い環境」と割り切ることで自己信頼が回復しました。
気にしすぎない
トーンのことも、感じたことを伝えるということも、厳密にやろうとしなくていいです。
気にしすぎずにやれる範囲で、あなたの心地よさを優先してやっていってみてください。
楽しく人と付き合い、それを通じて自己信頼を高めるってそれぞれ交わりがないようでいて実はしっかり交わりがあります。
ぜひ楽しんでやってみてくださいね。