人間関係がストレス?ぶっちゃけても腹を割ってもうまくいかない理由とは

人間関係がこじれてきたとき、関係性を深めたいときに、
「腹を割って話そうよ」
や、
「この際だからぶっちゃけようよ」
などの言葉を見聞きしたことはないでしょうか。

関係性を深めたいときには「ぶっちゃける」や「腹を割る」ことはある程度有効かもしれませんが、人間関係がこじれてきたときにこれらをやると「自分ばっかり大変だと思って、こっちの気持ちを全然理解してない!!」となり破綻に向かってしまう可能性が高くなります。

ではなぜ、ぶっちゃけることや腹を割ることが人間関係がこじれることにつながっていくのかをお話ししてまいります。

「ぶっちゃける」「腹を割る」とはどういうことか?

そもそも、「ぶっちゃける」や「腹を割る」というのはどういうことでしょうか。

それぞれニュアンスの違いはあるかもしれませんが、ざっくり言って「何事も隠さずに思ったことをさらけ出す。打ち明ける」ということのようです。

日頃から思ったことを言っている方もいらっしゃると思いますし、溜めに溜めてドカンと山が噴火するがごとくぶちまけるような方もいらっしゃるかと思います。

家庭内や職場などで使う言葉として「ちゃんと向き合おう」など、もしかしたら言葉の違いはあるかもしれません。そのように自分の思いを打ち明けるということを強いられる場面があった時に(もしかしたら、強いられることはなくても)、自分の思いをさらけ出していないと(あるいは、相手にそう見えないと)、

「あの人はいつも自分が思っていることを言わない人だ。何を考えているのか本当にわからない人だ!」

と、思われることもあるでしょう。

そう思ってぶっちゃけたり腹を割って話し合ったとしても、うまくいかないことがあります。

ぶっちゃけても腹を割ってもうまくいかないのはなぜか?

ぶっちゃけたり腹を割ったりしてうまくいくならば、世の中には良好な人間関係が増えると思うのです。でも現実はお互い嫌な思いをして終わってしまうこともあります。

ではなぜうまくいかないのでしょうか?

それは、「自分の頭の中は相手には見えないし、相手の頭の中は自分には見えないから」です。当たり前のこと過ぎるのですが、これが互いの頭の中から抜け落ちてしまっているのです。

自分では一生懸命に誠意をもって対応している「つもり」でも、相手には考えていることが見えていません。その代わりに二つのことを見て判断を下しています。

それは、「表情」と「トーン(雰囲気)」です。

自分では表情は見えていない

表情については「自分の顔くらい見ている!」と思わるかもしれませんが、それは鏡で見ている顔、表情です。鏡を見る時のことを思い出していただきたいのですが、見ると決めてみませんか?その時は作っている表情なのです。

しかしパソコンやテレビの画面が真っ黒になった時に自分の表情を見ると驚いたことはありませんか?それが作っていない、自分が起きている時のほとんどの時間に人にさらしている表情です。

自分ではトーンも見えていない

そしてトーンも自分が見えていないもののひとつです。

例えば道に迷った時に「あの人は優しそうな感じがするから嫌がらずに道を教えてくれそう」とか「あの人はちょっと怖そうだから道を教えてくれなさそう」など、話したことが無い人でも雰囲気で判断したりすることはないでしょうか?この雰囲気のことをトーンと言います。

トーンについては自分で知ることはできません。自分では「きっと元気で明るいキャラ」と思っていたとしても周りには「元気で明るいキャラを演じている腹黒い人」というトーンに見えていることがあります。

必要なことは見えなくて、見えていないことに左右されている

表情とトーンは自分からは見えていません。それなのに周囲の人は表情とトーンを見て「この人はこんな人だろう」と想像して関わっています。

ぶっちゃけても腹を割って話しても、この表情とトーンとの一貫性がなければ相手は話している内容を信用しなかったりします。それについて、私が以前働いていた会社で実際にあったことをお話しいたします。

結構前のことなのですが、転職をして働いていた会社に女性の先輩がいました。その方に業務を教えていただいておりましたが、入社して一週間くらい経ったころに突然「ねえ、やる気あんの?」とすごまれました。

入社して一週間なのでやる気の塊だった私としてはビックリしてしまい「あります」しか答えられませんでした。

それから半年くらいの間で関係性がどんどん悪くなっていきました。私からしたら先輩の言い方はいつも怖く、怒られているように感じるものでした。いつの間にか怒られる恐怖から「いかに先輩に怒られないか」を考えて仕事をするようになっていきました。そうするとミスが増えて、また怒られる・・・という繰り返しとなりました。

険悪で仕事がとてもやりづらくなったある日、ついに二人でぶっちゃけて話す場を設けることにしました。その際に自分がどんなことを感じているか言ってやろう!と思い「先輩怖いんですよ!そんなに怖く言われたら誰でも怖がって仕事がはかどりません!」と泣きながら意を決して言ったら、「そんなふうに思わせてごめん」と先輩も泣きながら言ってくれました。

結局この時は場は収まりましたが、関係性はもっと悪化していき最終的には私が辞めました。

このように互いにぶっちゃけたり腹を割ったつもりでも、根本的にすれ違いをしていたとしたら
うまくいくどころか、関係性を悪化させる可能性があります。

なにが有効なのか

それではこじれた関係には何が有効なのでしょうか?

こじれてきてしまった人間関係を良くするために必要なことは、自分の中にあるものを内省して自己開示をすることです。

“内省とは
自分の考えや行動などを深くかえりみること“

つまり自分の考えを深く深く探すのです。結局答えは自分の中にあるのです。

大切な関係性だからこそバーンとぶっちゃけたり腹を割るのではなく、時間を少しかけても自分の深いところにある思いを掘り下げていくことがとても大切になります。

深いところにある考えは、自分の願いだったりします。
時には恐れがあるかもしれません。

そして、願いや恐れを人に伝えることは照れ臭かったり、相手の反応が怖かったりします。けれどもそれを伝えない限り頭の中を知らせることはできません。

相手に伝えることは自己開示といいます。そして照れ臭かったり怖さを乗り越えて伝えることで、相手も本当の本音を自己開示してくれるようになります。(心理学では自己開示の返報性と言います)

>>内省が難しいと感じられる場合には第三者が掘り下げる方法もありますので、ご興味がありましたらこちらをクリックしてご覧ください。

こじれてしまっている人間関係には内省と自己開示が必要です。そしてそこまでしたら関係性が劇的に変わることも多くあります。
※劇的に変わった方の声は下記リンクからご覧いただけます。

悩んでいた同僚との関係が劇的に変わり、お相手の雰囲気にも変化が生まれた!(体験談)

2016.12.15

人間関係はこじれてしまっても変えられるということを胸に、楽しんで関係性を築いていってくださいね!


ぶっちゃけず、腹を割らずに人間関係を劇的に変える!

人間関係で悩んでいませんか?そして人間関係で悩んでいるこの瞬間は重苦しい心持ちではないでしょうか?是非、今までに無い「関係コンディショニング」という人間関係のアプローチ手法でスッキリさせて、次に進んでください!