イライラ、ムカムカ・・・。
怒りを感じないで生きている人が、この世にいるでしょうか。
わたしはいないと思っています。
怒りを感じた時、あなたはどのように対処していますか?
自由に外出できる時なら、友人や家族に会ったり、美味しいものを食べたり、買い物を楽しんだりしたことでしょう。
しかし自由にならない状況の時の怒りの対処法について、今回はお話をしていきたいと思います。
1:怒りはコントロールせず、とことん怒る!
まずいきなり対処法をお伝えします。対処法は、
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怒りはコントロールせずにとことん怒る
\
ということです。
なんだそんなのー。
もっと画期的な方法を知りたいと思って読み始めたんだよー。
という声が聴こえてきそうです(笑)
そういう方に質問です。
とことん、徹底的に、怒ったことはありますか?
怒っていると途中で「怒りたくない」という気持ちが出てきます。
怒っている自分ってなんか嫌、なのか、怒っているよりもどう対処するか考えよう、なのか、途中で怒ることを辞めてしまいがちです。
しかし、怒りに対処する簡単な方法は、とことん怒ることなんです。
とことん怒る、です。
とことんずっと怒りを持ち続ける、とは違います。
このふたつの違いについて説明しますね。
1-1:<説明>とことん怒ることについて
とことん怒るとは、怒りと向き合うことです。
怒りを感じた今この瞬間から自分の中にある怒りを感じ続けることです。
不快な感覚や感情を増幅をしてもいいかもしれません。
じっと目を閉じて、怒りを感じ続けます。
時には5分程度かもしれません。時には数日間かかるかもしれません。
ふと、「あ、なんかもういいや」と、怒りが離れていく瞬間があります。
そこまでやったら消えたという合図です。
こうやって怒りが消えて無くなるまで、心の中で怒りを感じて、燃やし続けること。
これが「とことん怒ること」です。
意外にシンプルだけど、とことんまで怒ったことってないのではないでしょうか。
1-2:<説明>とことんずっと怒りを持ち続けることについて
とことんずっと怒りを持ち続けることは、怒りをほとばしらせた状態に身を置き続けることです。
これは自分が怒りそのものになります。
怒りそのものになると、怒りが人に向くことがあります。
自分の怒りで傷つけなくてもいい人を傷つけることもあります。
怒っている人には近寄る人はいなくなり、そうやって生きていると孤独を感じます。
ずっと怒りを持ち続けている人は、他人を傷つけ、やがて自分も傷つけます。
そのため、とことんずっと怒りを持ち続けることをしていたら、今すぐに辞めたが方がいいのです。
「とことん怒る」ことと、「とことんずっと怒りを持ち続ける」ことの違いはお分かりいただけましたか?
2:とことん怒って燃やすことがいい、3つの理由
ではなぜ、とことん怒って燃やすことがいいのか、具体的な3つの理由をお話しします。
2-1:怒りはコントロールがきかない
怒りはコントロールができません。
訓練を積み続けたらある程度のコントロールは可能でしょう。
それでも人間は感情が備わっている生き物なので、完全完璧にコントロールすることはできません。
怒りをコントロールしたくなるなら、パワーに変える方がいいでしょう。
なぜなら、怒りを感じた時に感情を切り離してパワーとしてその場に出すと、驚くほどパワフルだからです。
わたしもセッション中に、怒りをパワーとして出すことがあります。
例えば、「なんで気づこうとしないんだ!ここで自分の◯◯に気が付いたらパラダイムが変わるのに!」と怒りを感じたら、感情をぶつけるのではなく、パワーに変えます。
自分が感じたことを、感じたパワーのままバンと出すことで、相手にハッとするような気づきを得てもらいやすくなったり、ものごとを進める力になります。
これは怒りをそのままぶつけることと違い、パワーに変換して出しているだけです。
そのため頭はクリアで、感情に揺らぎはありません。
もちろんわたしも感情が揺らぐような怒りを感じることがありますよ。
本当に怒りが沸いた時はコントロールせず、内省して怒りのスイッチを探すか、怒りをとことん燃やし続けて昇華させます。
2-2:怒りを感じないと喜びも感じない
怒りとは感情です。
怒りを感じるということは感情を持っているということです。
そして怒りを感じるということは、それ以外の感情も感じることができます。
感情は振り子のようなものです。
怒りを感じることができれば、喜びも感じることができます。
怒りをちょっとしか感じなければ、喜びもちょっとしか感じません。
きっとこれを読んでくださっている方は、怒りをちょっとしか感じない方ではないのでしょうね。
だからその分、喜びも充分感じることができるんですよ。
2-3:怒りのスイッチが存在する
ちょっと家の電気のスイッチを想像してください。
パチっとしたら、電気をつけたり消したりするあのスイッチです。
それと似たスイッチがあなたの心の中にもあります。
どういうことか説明しますね。
このスイッチは、何もなければ作動しません。
自分でつけたり消したりすることはできません。
ではどういう時に作動するかというと、人から◯◯を言われたときに、スイッチが押されて怒りという電気がつきます。
そしてこの◯◯の部分は人によって異なります。
言われたらすごくイヤで、人に指摘されたくもないものです。
これは心理学用語でメンタルモデルと言います。
今回は長くなってしまうので、下記をご覧くださいね。
このスイッチを押されるがために、わたしたちは怒りを覚える仕組みになっています。
けれどもスイッチを押す◯◯(メンタルモデル)は何かって知りませんよね?
だからスイッチが押されたらとことん怒って消えるようにすることが、今できる一番のことなのです。
なお、このスイッチの存在は消せはしませんが、押されにくくすることはできます。
ちなみに、わたしの◯◯(メンタルモデル)のひとつは、生きてる価値がないような状態になるとスイッチが入ります。
そのためスイッチが押されにくくなる前は、仕事をがむしゃらに頑張って価値を発揮しようと躍起になっていました。
価値を発揮するために八方美人でもあり、仕事を頑張る。毎日神経がクタクタでしたよ。
今はセッションでこの◯◯(メンタルモデル)はなにかを探し、スイッチを押されにくくしています。
自分で感情を扱えるようになり、怒りをうまく扱って、パワーをバンと出したい時に出すこともできますよ。
フツフツと怒りを日常的に感じている人は、ドカンと爆発して人との関係性を悪くしがちですよね。
それだけ怒りをため込めるなら、ぜひものごとを進める方にパワーを使っていってくださいね!
3:まとめ
・怒りはコントロールできるものではなく、むしろとことん怒って昇華させるもの。
・怒りの感情そのものではなく、怒りのパワーを使うことができると、人や場に影響を与えることができる。
・怒りは感情。感情は振り子なので怒りだけを消すことはできない。
・怒りのスイッチを押すもの(メンタルモデル)がある。それ自体は消えないが、うまく扱うことは可能である。
怒りのエネルギーは大きいものです。
でも、感情そのものに良い悪いはありません。
大きな怒りを感じるということは、大きな喜びも感じることができるはずです。
怒りをとことん感じ尽くして、その先は大きな喜びを感じてみませんか?
もしあなたが見たことがない世界があるとしたら、その先なのかもしれません。
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