セルフイメージってご存知でしょうか?
私のコラムでは幾度となく「セルフイメージ」について書いているのですが、このセルフイメージがあるが故に特定の方との人間関係に影響したり、ご自身の行動に影響したり、そこかしこで大きな影響を与えているものです。
本日はセルフイメージについてお話をしていきます。
セルフイメージとは何か?
セルフイメージとは、言葉通りですが、自分が自分に対して抱いているイメージ(思い込み)です。
その人自身は、その人が持つセルフイメージ通りのこともあれば、セルフイメージとは異なる思い込みである場合もあります。
これは人格形成される幼少期に、親や近しい存在(先生など)から言われたり、期待されたりした際に出来上がる「自分はこういう人間である」というものです。
例えば、こんなことは言われたことはないでしょうか。
「あなたは本当に勉強が出来て偉いわね!」
「おでんば過ぎてまるで男の子みたいね」
「素直な良い子ね」
「あなたは兄弟(姉妹)の中で一番勉強が出来るわね」
「お前は成績がイマイチだなあ」
「男の子なんだから泣いてばかりいないの!」
何気なく親や先生などが子供にこういう言葉を掛けることはイメージが付くと思いますし、実際にこういったことを言われたことがある方もいらっしゃると思います。
掛けられた言葉全てがセルフイメージになるわけではありませんが、こういった言葉を掛けられることでもセルフイメージは形成されていきます。
セルフイメージが及ぼす影響
セルフイメージは様々な影響を及ぼしています。
では、実際にどのような影響を及ぼしているのでしょうか。
ポジティブな影響
前述の「勉強ができて偉い」と言われていたことによってポジティブなセルフイメージを持ったとすれば「勉強ができる自分」という自己肯定感を持つことがあるでしょう。
「素直」であれば「素直な自分」
「男の子なんだから泣いてばかりいないの!」であれば「強くて泣かない男」
「 おでんば過ぎてまるで男の子みたいね」であれば「自分は快活である」
など、セルフイメージを持つことが考えられます。
ネガティブな影響
こちらのネガティブな影響の方は自分で知ることは中々難しいです。
その上、自分の行動、発言、雰囲気等に大きく影響を及ぼしています。
「そんな影響なんて受けてないよ!」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、セルフイメージは無意識レベルのため、自覚してはいません。
無意識のうちに影響を受けてしまっているところがやっかいです。
例えば
「勉強ができて偉い」
と言われたことによって
「人の期待を満たさない自分は存在価値がない」
というセルフイメージを持ってしまったとしましょう。
もしこのセルフイメージを持っていたとしたら、人の期待を満たし続けたくなり、仕事でがむしゃらに働き続けるかもしれません。
ただ、自分がやりたくてやっているわけでなく、セルフイメージからくるがむしゃらさであれば、どれだけやっても自分が満たされることはないのです。
その上、期待を満たせないとわかったら自分がそこにいられないような、自分に価値がないような感じがして辛くなってしまいます。
ネガティブなセルフイメージは人に見つかることも恐れるため、無意識のうちに「人の期待を満たし続けなければここに存在する価値がない」と思ってより一層痛々しいほどにがむしゃらに頑張り続けてしまいます。
そしてこれは雰囲気としても周囲の人に伝わります。
自分がやりたくてやっているわけではなく、がむしゃらに仕事をしていたら、周囲から「痛々しい人」として映るかもしれません。
「自分を犠牲にしてやってやってる」と偉そうな人と映るかもしれません。
この雰囲気は自分で鏡を見ても動画を見ても自分自身では感じ取ることは一生できません。
それなのに、一生「あの人なんだか痛々しい人」として周囲からは見られるのです。
また、「人の期待を満たさない人」を見かけた場合に自分の中で反応のスイッチが押されてしまい「あいつは気に食わない!」と反応的になることがあります。
「おでんば過ぎてまるで男の子みたいね」
と言われたら
「自分は女性として見られない」
となるかもしれません。
「お前は成績がイマイチだなあ」
と言われたら
「自分は頭が悪い」
となるかもしれません。
ほんのささいなことであってもセルフイメージとして持ってしまったら消えることがなく、その人の行動、発言、雰囲気に影響を及ぼします。
そしてそれはその人の人生にも影響を及ぼすことは想像に難くないと思います。
ちなみにこのセルフイメージは1つ2つではなく、無数にあるといわれています。
セルフイメージの扱い方
自分が知らないうちにネガティブなセルフイメージで人に見られたとしたら、行動や発言に影響があって、人間関係がいつも悪化してしまうとしたらどうでしょう。
ネガティブなセルフイメージとはさよならしたいと思いませんか?
でも、実はこのセルフイメージは消すことはできません。
歯磨きの仕方を忘れることってありますか?
きっと、何か脳に重大な病の影響がない限り、忘れることはないですよね。
それと同様にセルフイメージも概念として認識してしまっているため、消そうと思って消せるものではありません。
ただ、無意識レベルにあるセルフイメージを自分で知り、扱うようになることは出来ます。
STEP1:自分にとってネガティブな場面を思い出す
ある特定の場面もしくは特定の人との関係を思い出してください。
一回で複数は出来ませんので、複数思い浮かぶ場合はこちらのSTEP1~3をその場面もしくは人の分だけ繰り返してください。
自分が言われて嫌な感じがしたこと、言われて嫌だったセリフを思い出して書き出していきます。
これは真実だけではなく、「そうかもしれない」という解釈を含んでも構いません。
STEP2:これが続くとどうなるか。。を想像する
STEP1の状態が続いていくとどうなるか、想像してみてください。
きっと自分にとって悪い事態が続いていくと思います。
そして、その状態が坂道を転げ落ちるように悪いことが続いてしまったとしたら、最終的に自分がどうなってしまうか想像します。
STEP3:自分のことを「〇〇な奴」と非難する
STEP2の最終的に自分がどうなってしまうかを想像したあと、その自分が悲観的に「自分が〇〇な奴だからこんなことになってしまった!!!」と絶望して自分を非難することを想像します。
非難したときに出てくる「〇〇な奴」の〇〇を見つけていきます。
これは決してポジティブな言葉にはなりません。
自分にとって、思いっきり嫌な言葉です。
そしてこの〇〇こそがセルフイメージです。
セルフイメージとの付き合い方
STEP3で出したセルフイメージは、自分にとって嫌で居心地の悪いものだと思います。
そんな自分は大嫌いで、人からそんな人だと思われたくもないと思います。
だけれども、安心してください!
そのセルフイメージは単なるイメージであり、あなたがそういう人であるわけではありません。
そういう自分を隠しながら、よく頑張ってきたねと褒めてあげてください。
〇〇なあなたであっても、人はそばにいます。
今後もそのセルフイメージがわっと出てきたり、セルフイメージを隠すような行動をしたくなるかもしれませんが、セルフイメージが顕在化したらあとは「あ、また出てきたな」と思えばいいのです。
人に言ってみる
見つけたセルフイメージを人に言ってみてください。
「え?いまさら?気づいてたよ」と言われるかもしれません。
ほら、そういうあなたであってもそばにいてくれる人は多くいることがわかりますよ!
雰囲気が変わる
不思議なことに、このセルフイメージを見つけると雰囲気が変わったりします。
その雰囲気が変わる場面にたくさん立ち会ってきましたが、本当に不思議だと思うとともに、その方がそこからつくられる未来が楽しみでなりません。
雰囲気が変わるということは、例えば「痛々しい人」であった雰囲気も変わるということです。
その人が本来持つ雰囲気になるため、話しやすさが生まれたり、愛されたりすることになります。
また今まで頑張ろうと思ってやってきたことも、努力しないでも力を存分に発揮出来たりします。
まとめ
セルフイメージは自分を形成していくうえで、必要なものでした。
けれども、ネガティブな思い込みであるセルフイメージはどんどん手放していくと、本来のあなたの輝きが出てきます!
そして自然体で、思いっきり力を発揮して、愛されて、輝いてくださいね!
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