ちょっと疲れてしまっている方、人を大切に思えない方、大切な人から愛されない方に、どうしても伝えたいことがあります。
大切な人を大切に扱うように、あなた自身を大切にしてあげてください。
私たちは生まれてきてから今現在まで、どうしても多くの否定に出会っています。それは親、兄弟姉妹、親族、友人、先生など、様々な人との出会いがあるからです。
その否定に対して何も疑問に思わず、すくすくここまで成長してくることができました。
ただ、その否定が今でもあなた自身の根底にずっしりとあるため、意識していなくても「またやってしまった」「失敗しちゃった」「やらかしちゃった」など、さらりと自分を否定してしまいます。
ちょっと想像していただきたいのですが、目の前に赤ちゃんがいると想像してみてください。
その赤ちゃんがミルクを飲んだあとにうまくゲップができないからと言って、「ゲップができなくてダメな子だね!!」と否定をするでしょうか?
寝返りを打とうとして、でも出来なくてもどかしい時に「下手くそ!!」と否定をするでしょうか?
おそらく、その目の前の赤ちゃんが何ができても、何もできなくても、きっとあなたは温かい眼差しで見守っていることと思います。
そしてその目の前の赤ちゃんはあなた自身です。
あなた自身は、赤ちゃんであるあなたを大切に思い、温かい眼差しで見つめて、見守って、育んでいくのです。
それが、自分自身を大切にするということです。
何ができても、できなくてもいいんです。
赤ちゃんが寝返りがいつかできるようになるように、あなたもいつかできるその日まで待ってあげてください。
急かす必要はありません。
できなくたってもいいんだよ。
「もっと」って思わなくってもいいんだよ。
ただただ、ここにいることが幸せだね。
そんなふうに、あなたを大切に思い、育んであげてくださいね。