1:20代後半は迷路です。
20代後半は迷路です。正確に言うと、迷路にいて道を失っているような迷いの中にいる感じということです。あなたがちょうどその年代なのでしたら、まさに迷路のような心境ではないでしょうか。
そして、この迷路のゴールはひとつではありません。実はいくつかの出口があります。どの出口を出るかで、厄介なことですが30歳以降のあなたが変わってきます。
20代で今後に備える2つの理由がありますので、こちらもお読みください>>
30歳以上になると今までの生き方が濃く出てきます。素直な人はより素直に、パワフルな人はよりパワフルに、負けず嫌いな人はより負けず嫌いに、不満ばかり言っている人はより不満が多くなるといった具合です。
あなたの周りにもいませんか?30歳以降で「こじらせ」ちゃってるように見える人。そう、そんな感じで今までの生き方が濃く出るのです。
1-1:迷路じゃない人もいる?
もちろん迷路にいない方もいらっしゃるかと思います。それは2つ理由が考えられます。
1つはすでに迷路から抜け出している。
もう1つは迷路の入り口にもまだ居ない。
ということです。
2:なぜ20代後半は迷路なのか?
こう書いているからと言って、私はみんながみんな迷路にいて欲しいなんて僅かにも思っていません。ただ、みんな誰しもが迷路に入る可能性はあるし、迷路に入った時に落ち着いてあなたにとって一番のゴールにたどり着いて欲しいのです。
さて、なぜ20代後半は迷路に入ってしまうのでしょうか? それは、人生が多様化することが考えられます。年代的に周囲の人は結婚する人がいたり、出産する人がいたり、転勤する人がいたり、昇進する人がいたり、独立する人がいたりと様々な分岐点がやってきます。
しかも、女性の方が多種多様に分岐点があるため、20代後半で迷路に入って焦りを感じやすいと言われています。
例えばあなたが結婚・出産して子育て中なら、昇進していく人を見て焦りを感じることでしょう。もしあなたが独身でしたら結婚していく人を見て焦りを感じることでしょう。人と比べている意識なんてなくても目に留まるとなんとなく比べてしまうということは良くあります。
なお、自分自身が迷路にいても他の人は迷路にいるなんて知りません。もちろん話しをしたら迷路にいると気づくかもしれませんが、見ただけでは分からず、自分だけ迷路にいる感覚になります。
そして、余計に焦りを感じていくのです。
3:ゴールは色々あるという事実
冒頭で迷路のゴールはひとつではないと書きました。そうなのです、迷路のゴールは自分で決めたゴールに辿り着くため、ひとつではありません。
自分で決めると言っても、「よし、こういう自分になろう!」と意識して決めるだけではありません。無意識で決めています。もしかしたら無意識に「この程度になろう」と思えばそれが現実になるのです。
もし、全ての人が意識して「こんな自分になろう!」と決められたら、ワガママな人がよりワガママになるでしょうか?頑固な人がより頑固になるでしょうか?
意識して決められるなら、自分が言いたいことは言えるけど強引さはない人になりたいでしょうし、素直に人の意見も吸収していくつになっても発見と成長がある人になりたいと思うでしょう。でも、そうなっていないのは意識して決められるものではなく、無意識のうちに決めていることものだからです。
無意識で決めることはよくありますが、人は無意識の決定を自覚していません。子供の頃の話で恐縮ですが私の話をさせてください。
3-1:無意識に力が抜けた話
私には2つ上の姉がいます。小学校低学年の頃、家族と姉の友人家族と一緒に旅行に行きました。旅行先にはアスレチックがあり、その中にスライダーがありました。
スライダーは池の端から端までに通ったロープが吊るされており、そのロープに通された棒のようなものに捕まり、池を歩くことなく通るというものです。途中で手を離してしまうと池にドボンと入ってしまいます。
子供の頃の私は、自分の感情を伝えることが苦手でした。気に入らないとプイっとそっぽを向いてダンマリを決め込むような子供だったのです。そして、恥をかくことも大変嫌なことでした。
そのため、スライダーで失敗して池にドボンするなんてありえないくらいの嫌さ加減、屈辱とも言えるようなことでした。
落ちたくない、落ちたくないと思っていたにも関わらず、池の端からスタートしてしばらくすると、スライダーの棒を握る手に力がなくなってきたことがわかりました。
「あ、落ちる!」
そう思った瞬間、池にドボンと入りびしょ濡れになりました。姉や母にからかわれる、もう恥ずかしくて恥ずかしくていたたまれなくなり、帰り道はブスッとして口を聞かないようにしていました。
手を離した瞬間の感覚を覚えているのですが
「あ、落ちる!」
と思った時に思わず手に力が入らなくなったのです。
要するに、落ちるという思考が、手を離して本当に落ちるという現実を作ったということです。
3-2:無意識に引っ張られる話
もうひとつ別の話あります。
以前、満員電車に乗っていたら一人でブツブツ言っている男性がいました。他の乗客は一度チラッと見たら、そのあとは見て見ぬ振りをしている様子でした。
「あっち側に行きたくないな」
と思っていたにも関わらず、駅で人が乗り降りするたびにその一人ブツブツ言っている男性に近づいてしまうのです! そして結局はその男性の真横に行ってしまい乗っている間中、不快な感覚となっていました。
頭の中では
「あちら側に行きたくない」
と思っていましたが「あちら側に行きたくない」という意識を持てば持つほど引き寄せられてしまったのです。
池ドボンの体験も、満員電車での体験もどちらも思った結果に引き寄せられたということです。これは私が特殊なのではなく、どなたでも人生に一度は経験があるのではないでしょうか。
つまり、人間は無意識をコントロール出来ないにも関わらず無意識に引き寄せられるということです。
迷路で道に迷いたくないと思えばより迷うし、自分が不安を抱えたままゴールしたくないと思えば不安をより感じてしまうし、この程度の人間になりたくないと思えばこの程度の人間になってしまいます。
4:最適な方法で迷路から抜け出すには?
では、どうしたら迷路から抜け出すことができるのでしょうか?それは、ご自分で対処する方法と、人にお願いする方法それぞれあります。
ご自分で対処するには、
「迷路で迷っていい」
と思うことです。「迷いたくない」と思っていたら迷路に迷ってしまいます。そして願わないゴールにたどり着いてしまうのです。「迷路に迷っていい」と思えば思いもよらないゴールになるかもしれませんが、それは幸せを感じられるゴールなのです。
人にお願いする方法は、コーチ、キャリアカウンセラーなど専門的な視点に立って支援をしているプロにお願いすることです。
相談のプロにお願いすることは、今は特別なことではありません。プロにお金を払う理由は、迷路を外から見てもらうことが出来るからです。
どんな種類の迷路か、長さはどうか、障害・障壁はあるか、あったとしたら難易度はどれくらいか、どのゴールが最適かを、外から見てもらえます。それがプロの価値です。
※注意ポイント
これ、友人や家族にやってもらうのは要注意です!!!あなたを知っている人は、あなたをコントロールする意図を持っている可能性があります。
家族であれば家族の思惑に乗って欲しい理想のあなたにコントロールしたい。友人であれば、自分よりあなたが幸せになることにためらいがあるからちょっと幸せ度が低い方にコントロールしたい。
そうやって人の意図が入ってしまうのを避けるため、第三者にお願いする方が良いと思われます。私たちプロも家族や友人にお願いしない方が多いです。(もちろん人によりけりです)
まずご自分で対処してみて、それでも迷路から抜け出せないならプロにお願いする、という順番でも良いでしょう。
20代後半は迷路。だけれども抜け出せないことは決してないし、最適なゴールにたどり着いた時には世界が変わって見えることでしょう!
さあ、迷路から抜け出しましょう。まだ見ぬあなたが待ってますよ!
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