「私、人よりもやってるのに、頑張っても認めてもらえないんです!」
頑張っているつもりなのに認めてもらえないのはなぜでしょうか?
また、頑張りを認めてもらうにはどうしたらよいでしょうか。
今回は「頑張りを認めてもらう」についてお話しをしてきます。
「認めて!認めて!」は匂う
「私、あの人よりも頑張ってます!」
なんて第三者に面と向かっていう人、あなたの周りにもいらっしゃいませんか?
以前勤めていた会社で、他部署の方が来て「私本当に頑張ってるのに、全然認めてもらえないんですよ!!」と延々とグチを言っている場面に出くわしたことがあります。
相手の方は「そうなんだ。大変だね」と聴いていらっしゃいましたが、それ以外の周囲の人は「いやいや、みんな頑張ってるよ。あなただけ頑張っているんじゃないでしょ。というか、そんなことここで大きな声で言っちゃうの?」というような突っ込みを心の中で入れていたようです。
「私頑張ってます。だから認めて欲しいんです!」という声高なアピールは、時としてその人が残念な人として周囲の目に映ってしまう場合があります。
なぜかというと、「自分を認めて欲しい」というのは、その人のエゴだからです。
他人の「エゴ」は匂うんです。
そして自分ではそのエゴに気づくことは難しいのです。
イメージしていただきたいのですが、自分の得になることばかりを考えて行動している人って見た目からも「自分さえよければいい」みたいな雰囲気が伝わりませんか?
「自分さえよければいい」っていう人が目の前にいたら、「きっと自分勝手な人なんだろうな」と少し距離を置きたくなるような感覚が出てくると思うのです。
でも、当の本人は「自分さえよければいい」なんて思っていなくて、知らない間に人から距離を置かれてしまっています。
認めてもらう近道は
認めてもらう近道は「自分で自分のことを認める」です。
「人から認めて欲しい」とおっしゃる方の多くは、自分のことを心の底では認めていません。
なぜなら、自分のことを自分が認めていれば、人から認めてもらうかどうかって気にならないからです。
そうはいっても「え?認めてるよ!」と思うかもしれません。ただよくよく話を伺うと、認めるのも条件付きだったりします。
何かをしたら(もしくは、しなかったら)ちゃんとやったと認める、というような感じです。
この話しについてはまた別の回でお話しをしますね。
では、自分で自分を認めるためにはどうしたらよいのでしょうか?
自分で自分を認めるためのエクササイズ
自分が嫌いな自分を思い浮かべます。
思い浮かべた場面の自分に対して「それでもいいよ。」と声をかけてあげます。
休みの日に自分が何もしてない場面を思い浮かべます。
思い浮かべた場面の自分に対して「それでもいいよ。」と声をかけてあげます。
それだけです。
やっていただきたいことって、何もしてなくっても、自分が気に入らない部分でも、それでもいいって受け入れてあげることなのです。
そこにいること自分を認めてあげるのです。
私、以前は自分のことを認めるってしていませんでした。
「ああ、今日お菓子食べないって決めたのに食べちゃった。ダメな自分!」や「今日は部屋を片付けてきれいにしようと思ってたのに。ダメな自分!」なんて思うことはしょっちゅうでした。
小さく自分を非難することを積み重ねてきました。
そしたらいつの間にか大きな自己非難の山ができていました。
ダメな自分と思ってしまってもいいんです。
そう思ってしまったことを、「まあそう思っちゃったけど、それでもいいんだよ」と自分を認めてあげください。
あかちゃんが何もできないように
想像していただきたいのですが、赤ちゃんって泣いているだけで「ああ、私って泣くことしかできないダメな奴」なんて決して思っていないですよね。
全身で泣くだけで、それが悪いなんて判断を下していません。
何もしないでもいいんです。時にそんな日もあるでしょう。
それを否定や非難せずに「そんな自分でもいいんだ」って思ってあげてください。
さいごに
自分のことを自分で認められるようになると、その人の雰囲気に変化が出てきます。
雰囲気が変化したら、周りの人の反応も変わってきます。
そこから、人から認められることが始まっていきます。
しかしそのころには、人から認められるかという軸がなくなっているかもしれません。
それはとても自由な心持ちで、ラク~な感じでしょう。
人から認められたいなら、まず自分自身で認める。
そこから初めてみましょう!