あなたはもっと愛されたいと思うがゆえに以下のようなことをしていらっしゃませんか?
「相手が思っていることを汲み取り、喜んでもらうため先回りした行動をする」
「相手に合わせて自分を柔軟に変える」
「とにかく相手を中心に物事を考える」
もしもこれらをなさっているのでしたら、今はちょっとだけそれを止めて横に置いてみてください。
今回はそれらを横に置くことと、もっと愛されることがどのように関係しているかについてお話しをしてまいりますね。
なぜやめてみるのか
先ほど挙げた、
「相手が思っていることを汲み取り、喜んでもらうため先回りした行動をする」
「相手に合わせて自分を柔軟に変える」
「とにかく相手を中心に物事を考える」
を横に置く理由についてまずお話ししてまいります。
これらに共通することって、「〇〇をしたら、△△が起きる」という因果関係になっています。
では、
「相手が思っていることを汲み取り、喜んでもらうため先回りした行動をする」
「相手に合わせて自分を柔軟に変える」
「とにかく相手を中心に物事を考える」
ことをやめたらどうなると思いますか?
嫌われちゃうんじゃないか、気が利かない奴だと思われちゃうんじゃないか。
なんとなく抵抗があったり、いやな感じがしませんか?
もしそう思ったとしても、安心してください。
これらをやめても悪いことはなにも起きません。
なぜそう言えるかというと、あなたはこれをやりたくてやっているわけではないからです。
「違うよ!やりたくてやってることだよ!わかってないなあ!!」と思われているかもしれません。
器用な人ほど、やりたくてやっていると思ってしまう・・・
そうなのです。そこがポイントなのです。
あなたは頭が良く、とても器用に物事をこなしてしまう方なのでしょう。
そういう方は難なくそつなく色々なことが出来てしまうので、
「やりたくてやっていること」
「やりたくないけどやっていること」
の両方が出来てしまうのです。
これはみんながみんな出来ることではありません。
そして、出来てしまうからこそ、「全てやりたくてやっている」と思ってしまう節があります。
しかし、やっていることに対して
「疲れる」
「時々嫌になる」
「人から褒めてもらうと嬉しくなる」
「投げ出したくなる時がある」
という思いが表れるなら、それは「やりたくないけどやっていること」だと気付くことがまず第一歩目です。
何故ならば、「やりたくてやっている」というのは周囲にはバレているからです!
「やりたくないけどやっている」は周囲にバレています
周囲にバレているとはどういうことかというと、それは雰囲気として表れてしまうからです。
自分の雰囲気は自分で知ることが出来ないですが、自分以外の人はその雰囲気を見てあなたがどのような人か判断します。
例えば自分が知らない土地で道に迷った時に
「あの人は優しそうだから聞いてみよう」
「あの人は怖いからやめておこう」
と、思ったりしませんか?
その人と話したことがないのに、なぜこういった判断をしているかというと、その人がかもしだしている雰囲気を無意識に感じているからです。
「やりたくないけどやっている」という雰囲気も同じです。
私の話になりますが、以前人材紹介会社で営業アシスタントをしていた時、私はものすごく張り切って仕事をしていました。
それは無意識で「やりたくないけどやることで、人から褒めて欲しい」というものがありました。(当時はもちろんそんなこと微塵も気が付いていませんでした)
しかし「やりたくないけどやることで、人から褒めて欲しい」という思いから行動していることは察知されていて、数年後に私がアシスタントをしていた営業の方から「あの時のさやかちゃんは一生懸命頑張っているし、人の可能性のために仕事をしていると言っていたけど、どこか人の可能性を信じていないようだった」と言われました。
近くにいればいるほど、関係性が深ければ深いほど、「やりたくないけど、やっている」ことに気が付き、違和感を感じていきます。
やりたくなくてやっていることに対して
「疲れる」
「時々嫌になる」
「人から褒めてもらうと嬉しくなる」
「投げ出したくなる時がある」
と思っているのであれば、この機会に自分の心のままにイヤなことは止めてみてみる・・・というのはいかがでしょうか。